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NiloのNiloによるNiloのためのブログ。マイブームの流行り廃りがとてつもなく著しい。
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ちょっと、そっとしておいてください。

今日のZIPの関根麻里の5秒英会話は「ground meat=挽肉」だった。

先日テレホンカードが切れたので、新しいのを貰おうと母に言ったら、
そのテレホンカードの中に祖母が写ったものがあった。

今日の仏教の授業で初っ端から自分の死生観について述べよというものが出された。
勿論このときは今朝のことなんて、これっぽっちも頭に無かった。
けれど、その文章の中に祖母や近しい人のことを書いた。

普段より5限目の授業が早く終わった帰り道。
そのときの電車は空いていて、進行方向右側の扉近くに立って外を見ていた。
スペイン語暗唱テストの勉強を、「カゲロウデイズ」を聴きながらしていた。
乗り換えの駅までの短い道のりにある途中駅の手前で、乗っていた電車が信号待ちをした。
早く着きすぎたか、と大した理由も無いと考えていた。
信号待ちが終わって、駅に停車するとき、反対線路にはオレンジ色の作業着を着た人が
たくさんいて、ホームの下を白い布で隠していた。ホームの前方らへんだった。
ちょっと離れたところに、鮮血の付いた白い布が落ちていた。人身事故である。
すぅっと血の気が引いていくのが分かった。
乗っていた電車は駅に停車したが、幸い俺の立っていた位置からは、停車している時点で
事故現場が目に入らない場所だった。
だが、反対線路に赤いよく分からないものが落ちていて、
ピンク色の何かが枕木にへばり付いていた。
今耳に流れ込んでくる音楽が「カゲロウデイズ」であることを思い出した。
やがていつもより長い(と感じられた)停車から電車が発車した。
ホームの後方あたりまで、そのピンク色の何かは枕木に付いていたり、落ちたりしていた。
想像しただけで身の毛がよだった。
事故のあった駅を発車してから、人身事故のことは車内放送で知らされた。
当然事故のことを言うためではなく、その影響で連絡が未定であると言うことを知らせるために。

電車を乗り換えてからもずっと頭を離れず、「カゲロウデイズ」を聴く気になれなかった。
スペイン語の暗唱など頭に入る筈も無い。

ホーム下を覆った布と、鮮血が付いた布と、枕木にへばり付いたピンクの何かと。
その事故現場にいながら、平気で携帯をいじる女とが頭に焼き付いて離れない。

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