いなでら　らんたろう
一年は組　保健委員会
１０歳　Ｏ型　射手座　摂津国出身　身長約１３６ｃｍ
先祖代々、貧しいヒラ忍者の家で生まれたが、一流の忍者を目指して忍術学園に入学する。きり丸、しんべヱとの忍たま三人組のまとめ役として頑張っているが、人が良すぎて、何故か失敗ばかり。クラス一、足が速いので学園長や先生たちから急ぎの仕事を頼まれることが多く、絵を描くことも得意。眼鏡をかけているのは酷い乱視のため。
☆乱太郎は、百メートルを十秒で駆け抜ける。

言わずもがな主人公。
「乱定剣」を「乱（太郎の）条件」と勘違いした鶴町伏木蔵に、「一、メガネをかけてる事　二、顔にソバカスがある事　三、髪がフワフワでマゲが結えないこと　四、足が速い事　五、絵が上手な事」と言われている（原作４９巻）。
クラス一の俊足から「風雲小僧」との異名を持つが、不運な生徒が集まるとされる保健委員会に所属し、彼もまた例に漏れないことから、これをもじって「不運小僧」と渾名された（２９巻）。
元来優しい性格で、困っている人を放っておけない。「道に倒れている人を助けると碌なことが無い」という「落・乱のお約束」（原作）・「忍たまのお約束」（アニメ）即ちジンクスがあるのを重々承知していながらも、やはり見捨てることが出来ないお人よし。
彼もまた、一年い組が言うところの「アホのは組」の一人だが、絵本では何やかんやで色々な知恵を働かせて問題解決に取り組む姿が見られる。
両親は共に忍者だが、滅多に忍者の仕事が無いため、普段は農業をして生計を立てている「半農半忍」である（農家は忍者の隠れ蓑でもある）。長期休暇で里帰りすると農業の手伝いをする。
自身が「ヒラ忍者」で苦労している父・平之介の「せめて乱太郎には一流忍者になってほしい」という願いを受けて、忍術学園に入学した。
酷い乱視だが、眼鏡を外すと「分身の術」を見分けたり（１巻）といった、能力がある。
髪は薄茶色で、量が少ないので、忍たまの中で唯一髷を結っていない。
アニメ初期では語尾に「らん」を付けていた。
名前の由来は尼崎市の地名（猪名寺）+目が乱視だから（乱）。

猪名寺乱太郎+摂津のきり丸+福富しんべヱの三人組は「一年は組の三人組」や、「乱きりしん」と呼ばれる。

■二次創作
基本的に「風雲小僧」の一面よりも「不運小僧」の要素が前面に押し出されがち。
その優しい性格からか、はたまた保健委員のせいか、は組の「優しいお母さん」ポジが何となく定着している。たまに黒くなる。が、基本的には公式どおりのキャラ付け。
成長後の彼の髪型はファンの妄想をくすぐるようで、公式のまま髷を結っていない姿がある一方で皆と同じように髷を結っていたり、あるいは首の後ろで括っている姿が見られる。
キャラクターの性格としては、あまり主人公らしい特徴が無いが、眼鏡・茶髪・髷を結っていない・天然パーマ・ソバカス…と忍たまの中ではかなり特異な見た目を有しているので、年齢操作しようが現パロになろうが、女体化しようが、非常に見分けやすい。
他にも俊足だったり、絵が上手かったり、と色んな特徴があるんだから、語尾に「らん」を付けるなんて変なキャラ付けしなきゃ良いのにね。因みにこの「らん」はファンの間で彼の黒歴史であると名高い。

[3回]