Niloは今日も順調に地元の駅の階段を一息に駆け上がった。
いつもどおりに改札を一番に抜ける。この瞬間がNiloは好きだった。
何の取り柄も無く、何をやっても中途半端な自分が一位になれるのは、これぐらいだった。
普段のようにリュックから自転車の鍵を取り出しながら、Niloは駐輪場へと向かった。
祖父から譲り受けた自転車は、高校時代の途中まで使っていた兄のお下がりの自転車とは違い、
備え付けの鍵が付いていた。Niloは鍵を挿して開錠し、続いて二つ目の番号式の鍵も外す。
正直、このような古い自転車を盗む輩がいるとは思えないが、念のための二重施錠だ。
必要なものしか入れていないにも関わらず、何故か膨らみきって重たいリュックを自転車の前籠に
入れると、Niloは自転車に跨り、左足でペダルを漕ぎ出した。
そのとき。
左膝に激痛が走った。
更に悪いことには、後ろから自分と同じく駐輪場を出ようとしている高校生が待っていた。
Niloは咄嗟にペダルの向きを変えて右足で踏み出し、とにもかくにも駐輪場を出た。
ただひたすら、左足には負担がかからないよう、右足一本で殆どを漕いだ。
信号待ちのときなどに調べてみたところによると、伸ばした状態では左膝は痛まない。
どうやら膝を曲げた状態で力を入れると、痛いようだ。
この感覚をNiloは知っていた。丁度、膝がパキッという寸前の状態に似ている。
分かりやすいか分かりにくいかはさておき、別の表現をするならば、沈み込む太平洋プレートに
よって、北米プレートに歪が起こり、それが限界に達する寸前で、今にも地震が起こりそうな、
そんな状態だ。
家に帰った後もやはり傷むが、一時程の酷さはない。ただ、立ったりしゃがんだりが億劫である。
曲げた状態で体重さえかけなければ問題ないため、今もPCの前で椅子に立膝をして座っている。
因みにこれはいつものPCに向かうときの体勢である。
明日になれば、この痛みは引くのであろうか――Niloは不安げに星の無い夜空を見上げた。

そんなわけで、痛いです。
最後のダッシュの後にある１文以外は全て事実です。夜空なんて見上げてません。
正直に言って、プレートの例は理解してもらえると思ってません。ただのネタです（笑）。
これを書くためだけに、高校の地学の教科書出してきたから（お前…
まぁ、ちょっとした小説を書く練習です。あ…、お２人に紹介した小説、全然加筆してないや…。

■昨日書こうと思っていたこと
遂にゴーカイジャーに、追加要員・ゴーカイシルバーが登場しました。
シルバーだけにね…、「凄い銀色の男」なだけにね…、何かにつけて「ギンギン」言ってんの。
ちょっ…やめて！！どっかのとても１５歳に見えない忍者のたまごに見えるから、やめて！！
そして、やはり楽しんごに見えます。どうやらツイッターでも同じ反応があったようです（笑）。
皆思うこと、同じなのね！！…母によると、楽しんごの方がマシだそうです（笑）。

ちょっとばかし、テンション・ハイなんですよ。
…高校時代の友人から、久々にメールがあったもんで（笑）。
向こうは今年も受験なので、こちらからはメールがしづらくて…（泣）。したかったけど！

■私信：raikoさん
注意書きが無ければ、千鶴も春も女だと思ってました。
そして、春を「はる」と呼んでました（男だと知った後も

[0回]