かとう　だんぞう
一年は組　会計委員会
１０歳　獅子座　Ｂ型　近江の国加藤村出身
おおらかで男らしくしっかり者。お父さんの飛蔵は馬借の親方をしている。出身の加藤村では若旦那と呼ばれ、団蔵も馬術が得意。字は汚く、国語が苦手。
☆団蔵の父の飛蔵の愛馬の名は「コレステロール号」。
※馬借：預かった荷物を、馬を使って運ぶ仕事をする人。
※馬術：馬を乗りこなすこと。馬借になるためには、馬術が上手くなくてはならない。

忍たま長屋では佐武虎若と同室。実家は馬借。
実家は加藤村にあり、父・飛蔵は馬借の親方。村では「若旦那」と呼ばれる。自身も馬術は得意で、は組でトップの成績を持つ。愛馬「能高速号（アニメでは肥満コレステロール2号）」は間抜けな顔だが、目つきが悪く、気性が荒い。蹄の音で誰の馬か聞き分けることができる。私服は袴を穿かず、袖を捲くった馬借らしい格好（馬に乗りやすいように）である（因みに飛蔵の愛馬は「能一傑号」（アニメでは「肥満コレステロール号」）である）。
加藤村の馬借は何かと忍術学園及びその関係者と親交が深いようで、福富屋なども利用している。劇場版第一段では盗まれた荷物を追って、一人ドクタケの後を追った。因みに、福富しんべヱが使っているリンス（大豆の煮汁）は加藤村の馬の餌から出たものである。
細かいことは気にしない大らかな、男らしい性格で、しっかり者。アニメではは組のサブリーダー的存在として書かれることが多い。黒木庄左ヱ門と度々一緒に登場する。肝が据わっていて、絵本では他の忍たまを先に進めるために、自ら幽霊の足止め役を買って出たこともある（尤もこれは彼が偶然「九字護身法」（魔除けの呪い）の書かれた鏡を持っていたためである）。
しかし同室の佐武虎若と共に、長屋に洗濯物を大量に溜め込むズボラな一面もあり、土井先生に叱られる（２７巻）。
国語が苦手で、字が汚い。それが原因で帳簿の計算ミスが起こり、各委員会の予算が削られ、予算会議が揉めた（３７巻）。アニメでは摂津のきり丸と共に、字を上達させるために乱気流道場へ修行に行った（１７期）。塚口水堂の計らいで「団蔵」の文字だけは確実に上達したが、現在もそれが維持できているかは謎。
会計員会に所属しているため、残高が合うまで、休みの日も学園に泊り込みで帳簿の計算をさせられることもある。会計委員会委員長の潮江文次郎とは学園の外でも付き合いがあるようで、村の帳簿を見てもらうことも（４９巻）。何かというと鍛錬したがる潮江文次郎のおかげか、マラソンでへばることは稀。基本的に（会計委員全員が）潮江文次郎に振り回されているが、「鉄粉おにぎり」（潰したおにぎりに鉄粉を塗して固めると、ヤスリ代わりになる）などの知識はしっかり吸収している模様。
名前の由来は実在したとされる戦国時代の忍者・加藤段蔵から。

■二次創作
「国語が苦手」という公式設定から、アホ扱いされることが、ほぼ常。付いたあだ名が「若旦那」を捩って「馬鹿旦那」。
このジャンルの二次創作では、他キャラでもよく見られるが、「学問的馬鹿」＝「好色男」という方程式が成り立っていることが多いが、その典型例。
成長ネタでもその好色っぷりは安定しており、「安定（もしくは安心）の馬鹿旦那」というタグが定着しつつある。何故か女装すると、山田伝子Ⅱ世と化す。即ち出来栄えが酷い（むしろ伝子さんのほうがマシかもしれない）。
成長の如何に関わらず、大抵は笹山兵太夫（・夢前三治郎）のカラクリの餌食（二人の直接の先輩である六年い組の二人の影響か）。
しかし、彼もまた「男前トリオ」の一人であるということを忘れてはならない。成長ネタでは潮江文次郎の得意武器・袋槍を使うことが専らである。

[2回]